ポスティングと新聞折込はどう違う?特徴の比較と反響を上げる3つのポイント
集客の方法として「ポスティングと新聞折込、どっちにしようか悩んでいる」という方はいませんか。
この記事ではポスティングと新聞折込の違いについてお伝えするとともに、集客効果を最大化させるためのポイントも解説します。
目次
かつては新聞折込、今はポスティング。その理由は?
紙媒体の集客方法といえば、ひと昔前までは新聞折込が主流でした。しかし、今はポスティングの需要が高まっています。
その大きな理由には、新聞購読世帯の減少が挙げられます。以下のグラフは、直近5年間の新聞発行部数の遷移ですが、年々下降傾向が見られますね。
購読世帯が減るということは、必然的に折込チラシに目を通してもらえる機会も減ることを意味しています。
一方、ポスティングは新聞購読世帯以外にもチラシを届けられます。アプローチできる範囲が広いことや、安価で始めやすいのは、ポスティング需要が広がっている大きな要因になります。
ポスティングと新聞折込の違いを比較
ここからは、ポスティングと新聞折込の具体的な違いを、以下の項目ごとに比較していきます。
- チラシが届くターゲット
- チラシの配布料金
- チラシの配布スピード・期間
- チラシの配布エリア
- 配布できる媒体
- チラシの反響率
- チラシの配布枚数
チラシが届くターゲット
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
エリア内の全住民が対象 | 新聞購読世帯のみ |
まずはチラシが届くターゲットですが、ポスティングはエリア内のすべての住宅を対象に配布が可能です。一方、新聞折込は新聞購読世帯に行き渡ることはありません。冒頭でお伝えした発行部数の減少も鑑みると、現在も新聞を購読しているのはシニア層が中心と考えられます。
20~50代の層にもチラシを届けたい場合は、ポスティングの方が届きやすいでしょう。
チラシの配布料金
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
A4チラシ1枚3~6円が相場 | B4チラシ1枚3~5円が相場 |
配布料金は、ポスティング・新聞折込いずれの場合においても、配布するエリアや枚数によって変わります。あくまで全体の相場でいうならば、新聞折込の方がやや割安かもしれません。
配布料金に影響する要素として、以下が挙げられます。
- 人口密度・建物の密集度
- チラシのサイズ・厚み・枚数
- 配布方法(ポスティングの場合のみ)
チラシの配布スピード・期間
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
数日~1週間程度 | 1日で届く |
新聞折込は新聞紙と同時に届くので、1日でチラシを配り終えることができます。
対してポスティングの場合は、配布スタッフが手配りで行うため、数日~1週間程度時間を要します。また、急な悪天候の場合も想定し、スケジュールに余裕を持たせています。
ポスティングも配布期間を短縮することはできますが、費用が割増しになります。
チラシの配布エリア
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
町丁目単位にエリア設定できる | 新聞購読世帯であればどこでも配布可能 |
ポスティングの配布エリアは、町丁目単位で細かくエリア設定ができます。事前にターゲットとなる層が多いエリアを割り出しておけば、より効率的にチラシを配布することができます。
関連コンテンツ:ポスティングのエリア選定の方法を解説
配布できる媒体
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
ポストに投函できるサイズであればチラシ以外も配布可能 | 紙のチラシのみ |
ポスティングは紙のチラシ以外も配布可能です。たとえば冷蔵庫に貼れるマグネットタイプの広告や、ポケットティッシュ、うちわなどがあります。
チラシ以外のものがポストに入っていると、ぱっと見の印象も強く、興味・関心を引く要素になり得ます。
チラシの反響率
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
およそ0.01~0.3% | およそ0.1~0.3% |
新聞折込の方がやや反響率は高めですが、双方ともに大きな違いはありません。というのも、紙媒体のチラシで反響を出すために重要なのは「チラシのデザイン」だからです。それはポスティングの場合も新聞折込の場合も変わりません。
反響を出すチラシデザインについては、以下の記事でくわしく解説しています。
関連コンテンツ:ポスティングで反響が高いチラシとは?行動を促すデザインのコツ【保存版】
チラシの配布枚数
ポスティング | 新聞折込 |
---|---|
最低ロットは業者ごとに決まっている。上限はエリア内の世帯数による | 購読世帯数が上限 |
新聞折込は新聞購読世帯数以上の枚数のチラシを配ることはできません。
ポスティングはエリア内の世帯数によって上限は異なります。また、エリア内の全戸にチラシを配布することは実質的に不可能です。なぜなら、過去にトラブルやクレームが発生したことのある住宅には配布できないからです。
また、近年ではマンション全体で「ポスティングの禁止」を提示している物件もあります。
そのため、エリア内の世帯数のうち、6~8割が配布できる上限になるでしょう。
アドネットは練馬・杉並・武蔵野・三鷹エリアでポスティングを承っております。
チラシ制作からポスティングまで、お気軽にご相談ください。
ポスティングで反響を取りやすい業種は?
ポスティングは基本、店舗を中心とした周辺地域に住む住民へのアプローチに適しています。そのため、「近隣住民に向けて集客したい」という目的があれば、どんな業種でも一定の効果が実感できるはずです。
中でも反響が出やすい業種には、以下が挙げられます。
- 宅配・デリバリー
- 飲食店
- 学習塾・習い事関連
- 美容室・エステサロン
- 不動産
- エンタメ・娯楽施設
- 生活サービス
- アルバイト・パート求人
関連コンテンツ:ポスティングで効果が出る業種の特徴は?
ポスティングの反響を最大限に高める3ポイント
ここからはポスティングの反響率を最大限まで高めるためのポイントを3点ご紹介します。
配布するエリアの市場調査を入念に行う
「チラシをどこに配るのか」というのは、ポスティングで大事な視点です。ある特定のターゲットを狙っている場合、そのエリアにターゲットが少なかったら反響につながりません。
エリア選定にあたっては、以下の3つの方法があります。
- チラシのターゲットから決める
- 店舗・事業所からの距離で決める
- ポスティングの予算・回数から決める
ちなみに、ポスティング業者に依頼すれば過去の実績も踏まえつつ、効果的なエリアを提案してくれます。
行動につながるチラシ構成を作る
チラシの反響とは、チラシを見た人が問い合わせや来店などの「行動に移す」ことです。
そのため、チラシのデザインは非常に重要です。
人が行動を起こすまでのプロセスに沿ってチラシを構成していくことで、チラシを読んでもらう確率を上げることができます。これにうってつけのフレームワークがあり、「PASONAの法則」といいます。
PASONAの法則は、上の画像のように、行動(Action)につながるまでの各プロセスの頭文字を取っています。
はじめにターゲットが抱えているであろう問題を提起し、親近感→解決策→特典→絞り込みを経て、行動につなげます。
ためしに「美容液を必要としているターゲットへの訴求」を仮定し、PASONAの法則に当てはめてみましょう。
Problem(問題) | 最近、顔のシワが気になり始めた |
---|---|
Affinity(親近感) | 市販のクリームじゃ効果がない。効果がある美容液があればいいのに…! |
Solution(解決策) | 「〇〇〇(商品名)」は有効成分が肌の奥まで浸透し、大きなシワはもちろん、目尻の小ジワもなくすことができます! |
Offer(提案) | 今ならもう1本ついてくる |
Narrowing Down(絞り込み) | 一週間限定で40%OFF |
Action(行動) | 24時間、いつでもお申込みが可能です |
チラシはABテストで反響を比較する
チラシは異なるパターンを2種類用意し、反響を比較するのがおすすめです。まったく異なるチラシである必要はなく、「キャッチコピーが異なる2種類」「メインの写真が異なる2種類」などで構いません。
AパターンとBパターン、どちらの方が反響があったかを確認することで、ターゲットが欲しい情報がつかめるようになります。
たとえば、以下のような2種類のチラシがあったとします。
パターンA | 商品の「安さ」を強調したキャッチコピー |
---|---|
パターンB | 商品の「品質」を強調したキャッチコピー |
配布した結果、パターンBの方が反響があったなら「ターゲットは商品の安さよりも品質に関心がある」という仮説を立てることができます。
反響比較は同じ条件下でないと正確なデータが取れませんので、配布エリア・配布日・配布枚数はそろえましょう。
関連コンテンツ:ポスティングはABテストが超重要!やり方と注意点も紹介
アドネットは練馬・杉並・武蔵野・三鷹エリアでポスティングを承っております。
チラシ制作からポスティングまで、お気軽にご相談ください。
ポスティング業者に対してよくある質問【FAQ】
ポスティングを依頼するにあたって寄せられることの多い質問にお答えします。
Q.雨の日もチラシを配布するんですか?
雨の日はチラシを配布しないポスティング業者は多いです。というのも、濡れたチラシが投函されることで住民の方のクレームにつながりやすいからです。
Q.ポスティングでクレームは発生しますか?
ポスティングは以下のような理由でクレームにつながることがあります。
- 配布禁止の文言を無視してチラシを入れられた
- チラシが雨で濡れていた
- チラシが家の前に落ちていた
- 同じチラシが2枚入っていた
- 前にも「配らないで」とお願いしたのにまた入っていた
しかし上記のいずれの場合も、丁寧にポスティングを行っていれば防げる内容ばかりです。
万が一クレームが起きた際の対処法については、以下の記事をご覧ください。
関連コンテンツ:ポスティングでよくある7つのクレームと対策・対処法を伝授!
Q.ポスティングに向かない業種ってありますか?
以下のような業種では、あまりポスティングの反響が見込めないかもしれません。
- オンライン販売など全国どこでも購入できる商品
- ターゲットニーズが狭すぎる商品・サービス
これらの集客の場合、ポスティング以外の手法も検討してみるとよいかもしれません。
Q.本当に配っているのか不安なんですが?
「本当に配っているんですか?」という不安を持たれているお客様は、確かにいらっしゃいます。その場合、依頼する業者がどのように配布スタッフを管理しているのか、事前に確認してみてください。
たとえば以下のような対策をしている業者なら、配布品質における信頼は高いでしょう。
- 配布スタッフにGPSを持たせ、どのエリアを配ったかを管理している
- 配布エリアを定期的に巡回し、チラシが投函されているか確認する
Q.どんな人がチラシを配布してるんですか?
配布スタッフはパート・アルバイト・業務委託で働いているケースが多いです。
年代も幅広く、20~70代まで活躍しています。
弊社アドネットの場合は、ポスティング作業を始めてもらう前に座学と実地研修を受けてもらっています。
まとめ|地域密着型の集客・宣伝にはポスティングがおすすめです!
ポスティングと新聞折込の違いについてご紹介してきました。
ポスティングは町丁目単位まで細かく配布エリアを決めることができ、新聞購読世帯以外にもチラシを届けることができます。
地域密着型の集客・宣伝方法を検討している場合、ポスティングが最適です。
株式会社アドネットは練馬区・杉並区・武蔵野・三鷹エリアで30年以上ポスティング事業を行っています。
配布エリアについてはもちろん、チラシのデザインについても過去の実績をもとにご提案させていただきます。
ポスティングに関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
お問い合わせはこちらから
050-5811-6006(平日9:00-18:00)