クリスマスソングが流れ、街がイルミネーションに彩られるといよいよ年の瀬。
私のブログもこれが最終回になりました。10ヵ月でしたがポスティングしながらもいろいろと考えたり観察したりと新鮮な10ヵ月でもありました。
ブログでも、カメラや車のデジタル化を書きましたが、広告媒体としてもネットが全盛。
それに対してポスティングはきわめてアナログな手法である。だからこそ、アナログの良さが生きる配りかたは何だろう?と思いを深めるようにもなった。
ポスティングを始めた頃は地図を見ながら、チラシを取り分けていくのが精一杯で、恐る恐るポストに入れていたのを思い出す。
しかし、これでは折り込み広告と変わらない。白いビブスを着て歩いていると、相手から「おはようございます」「ご苦労様」と声をかけていただくこともちょくちょくある。きっと先輩方も声をかけながらこの街を歩いていたのだろうと感じる。
わざわざ一軒一軒配るのであれば、やはりあいさつと会話を生かすことだろう。
それからは、いままでより念入りに配るチラシに目を通すようにこころがけた。飲食店なら食べてみる。クリーニング屋さんには立ち寄ってみる。新聞は読んでみる。そうすると「ここ旨いの?」「どこにあるの?」など、会話にもバリエーションが広がっていく。(スピードが落ちるといってもせいぜい1日1ヶ所か2ヶ所くらいである)
すると、不思議なことに店や街への愛着もわいてくる。
今、ちょっと気がかりなのはFさんの家のおじいちゃま。そのお宅は配布禁止指定なので初めて地域を配った時に恐る恐る表札を確認していると、二階の物干場から「何配ってるんじゃ」と声をかけられ、思わず逃げようかと思ったのが最初である。
それ以後は「今日は暖かくていいねぇ」「昨日はサヨナラ負けで眠れんかった」など顔が合えば話しかけてくる。ただここしばらくは雨戸が閉められている。
もう、今年はそこを通ることもないかと思うが、年が明けたら元気な声が聞きたいな、と思いつつ私のブログを終わらせていただきます。
素人の為、拙い文でしたがお読みいただいた方々、ありがとうございました。
配達の方々、ポスティングを通じて、より楽しみを見つけられるように工夫していきましょう。
きっと、健康にも他の分野にも生かされていくと思います。
私もアナログ感を大切に頑張ります。
では、皆様、よいお年を。